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「人って死んだらどうなる?」この問いに優しく答えた1冊。 『Win’s Story of Hope ウィンの希望のものがたり ― Always Your Child いつも あなたの こども ―』

【ポイント】
1、「人って死んだらどうなる?」この問いに優しく答えた1冊。
2、筆者は交通事故の問題にずっと向き合ってきた
3、とつぜん、世界が消えた…そのあとには?

人って死んだらどうなる?

天国・地獄・輪廻転生・無・霊、いろんな答えがある。

人って死んだらどうなる?

この問いに対して優しく答えた一冊。死んだ人にとっても、残された人にとっても優しく。

交通事故という問題に向き合い、ソフトカーという考えを進めようとしている書き手が描いた絵本。交通事故で亡くなり、風になった子ども、ウィンからの視点で、世界を描いています。それは、交通事故で子どもを亡くした親と触れ合ってきた自分の経験や感じたことから描いている。

それは暗さだけでもなく、明るさだけでもなく、2つが入り混じった物語。そして、筆者は姉を交通事故で亡くしている。

あとがきでは、車社会に疑問を呈し、これからの提案としてソフトカーを出している。3.11の津波被害が拡大した理由の1つにも車を挙げている。この論理はぜひ、読んでみてください。人が死んだ後の話から、交通事故の問題を考えさせる1冊。交通事故に遭った子どもはいきなり世界が消えてしまうのです。☆3つ。

最後の2行を引用します。
「あ、風を感じましたね。木々がざわめき、水面がかがやき、星がまたたきましたね。そこに、あなたのすぐそばに、ウィンがいます。」
こっちのほうが、タイトルよりも心に残ったので、自分なりタイトルは『Win is there, right next to you/そこに、あなたのすぐそばに、ウィンがいます』です。

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小檜山 歩

コンサルタント日系総合コンサルティングファーム
渋谷のITベンチャー→日系人事コンサル。会社ではコンサルしながらCSRの活動もしてます。いろいろ無秩序につぶやきます。2017年5月から1年間タイでトレーニーとして働いてました。今は帰ってきて日本で働いてます。